外壁材は住まいの印象を左右するだけでなく、紫外線・風雨・暑さ寒さから住まいを守る重要な素材です。様々な種類がありますが、それぞれの性能や特徴を知って、家族のためにも我が家に会うものを選びたいですね。
外壁リフォームのポイント
耐震性の向上
地震発生時に、住宅の躯体にかかる負担を左右するのは外壁材の重量です。住宅にかかる負荷を軽減し、地震に強い住まいにしましょう。
防火性向上
燃えにくく火熱も遮る害へ機材で、火災の被害を最小限に。
耐久性向上
壁体内に空気の通り道をつくり湿気を放出することで、住宅の耐久性と快適性を向上。壁体内の結露発生による柱・間柱・土台などの構造体が腐朽や、断熱材が濡れることで、断熱性能が低下することを防ぎます。
張替え工法
既存の外壁材をはがして家の健康状態をチェック。
外面上は何ら悪い症状のない外壁でも、いったんはがしてみると、土台や柱までシロアリの被害にあっていた、なんてことが意外に多いものです。わが家は大丈夫と思いこまず、下地状態はしっかり確認しましょう。
まず、既存の外壁材をはがします。残材の処分は必要になりますが、まるで人間ドックのように下地や断熱材の状態が直接確認できるので、安心感は高まります。土台や柱が腐っていたり、シロアリの被害にあって下地がボロボロになっている場合は、補修という名の外科的処置が必要ですが、その後は安心して暮らせます。
「揺れ」と「引き抜き」に対する耐震補強で接合部の耐力UP。
耐震補強には、地震の「揺れ」に対する補強と、柱などの「引き抜き」に対する補強があります。揺れに対しては、新たに構造用合板などの耐力面材を張って「面」で抑えます。また、引き抜きに対しては、「ARS「ロープ」やホールダウン金物」などで緊結することで接合部の強度を高め、柱の抜けを防ぎます。
新しく耐力面材を張ることで耐震性能を上げる。
柱と柱の間、土台や梁の間に筋交いを入れた壁や、構造用合板をクギで打ち付けた壁などを、総称して耐力壁といいます。こうした耐力面材を新しく張ることで、耐震性はグンと高まります。耐力面材には、構造用合板やパーティクルボードなどさまざまな種類があり、筋交いと組み合わせて使えばさらに耐震性はアップします。
重ね張り工法
家の老朽度をしっかり診断。
通常のサイディング施工で使用される部材を使い既存壁の強さを測定
既存壁のひび割れなどは新たに補修する。
既存壁のヒビ割れなどは新たに補修します。
補修された既存壁の上から新しい胴縁を留め付ける。
既存壁に新しいサイディングを張り付ける前に、既存壁の弱っている部分を直します。たとえば、モルタル壁にヒビ割れがある場合は、防水補修が必要です。ヒビ割れ箇所を弾性パテ材やシーリング材などで補修します。必要に応じて、透湿防水シートを張って防水します。
塗り替え工法
外観を美しくみせるとともに、住まいの保護も促す外壁の塗り替え。
大切な住まいを守り、長持ちさせるには、防水効果を蘇らせる塗装が効果的です。定期的なメンテナンスを怠ると防水効果が無くなり、建物内部にまで深刻なダメージを与え大掛かりな工事になってしまうことがあります。
早めの診断、早めの対応が重要です。アスカリフォームでは無料診断を承っております。外壁に気になる症状を見かけたら、是非お気軽にご相談下さい。
外壁塗装のメリットは美しさだけではありません!
外壁塗装は、建物の外観を美しくするだけではありません。
塗装は傷みの原因となる『防水効果』を蘇らせ、家の老化を防ぐはたらきがあります。塗装は外壁の「耐水性」を高め、『長持ちする家』にする大切な役目を果たしています。このような症状になっていたら、まず点検依頼をされることが大切です。
●チョーキング
チョーキング
●変色
下地と相性が合わないものを塗った時や紫外線下に晒される部位は、退色(変色)します。
●カビ・藻
カビ・藻
●クラック
ヒビ割れのこと。また、こまかく細いヒビ割れをヘアークラック(髪の毛状)とも言います。
●塗膜剥離
塗膜剥離
●バクレツ
コンクリート内部に鉄筋等を使っている場合、内部の鉄が膨張して割れることを言います。
塗り替えは塗料選びが大切
下地の素材や材質に合わせた塗料選定。旧塗膜との相性選定。更には春夏秋冬季節に合わせた塗料選定が必要なのです。塗り替えとは、本来劣化した古い塗膜を剥がします。木部や鉄部はケレン処理(ハガシ)をしますが、外壁は洗浄後劣化した塗膜の上にそのまま塗装しています。だから、初回の塗装は良いものを選び、塗り替えは水性か弱溶剤系・強溶剤系と適切なものを選ぶ必要があります。